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2007年10月17日号
「東京新聞 ショッパー さいたま浦和版」
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11/21発行「東京新聞 ショッパー さいたま浦和版」

東洋医学の視点Vol 2
東洋医学で健康に!
免疫力の向上を目的に“未病”へ取り組み
平均寿命がトップクラスの日本。毎日を“いきいき”過ごすためには、健康であることが第1条件となってきます。しかし、ストレス社会といわれる中で、さまざまな疾患で悩む人も多く、毎日の悪い生活習慣が引き起こす「生活習慣病」もその一例。予防医学という言葉をよく耳にしますが、これは病気にならないための体づくり=未病を基本とした医療です。今回は予防医学の視点で注目される「東洋医学」について、武蔵浦和メディカルセンター「オアシス」でいろいろ聞きました。
現代人の多くは日々のストレス・生活習慣の乱れなどから自律神経のバランスを崩したり、働き過ぎなどが原因で体温が下がったりと、昔に比べて免疫力が低下。“病気になりやすい身体”といわれています。また現代病ともいわれる頭痛、肩凝り、腰痛などで悩む人も多く、糖尿病、高血圧などの生活習慣病も含め、根本から治す必要があります。 
病気の根本原因と言われるのが、自律神経、白血球、体温などの異常によるもの。特に自律神経は交感神経と副交感神経のことで、このバランスが崩れると病気を引き起こす要因になります。
同院は東洋医学を取り入れた“癒やしの空間”として、予防医学の視点で半健康状態の改善、健康増進に向けて鍼灸師、中医師、薬剤師が相談に応じています。
「現代医学は急性疾患に優れた力を発揮しますが、慢性疾患には弱いといわれています。局部ではない体全体を見て治療する東洋医学は、免疫力の向上を目的としており、病気にならない身体を目指す“未病”に取り組んでいる医学です」と話すのは同院で施術にあたる吉野和宏鍼灸師。
また婦人科疾患を中心とした治療にあたる、路 蘭静(ろ・らんせい)中医師は、「東洋医学は実にさまざまな物差しを持った医学です。気・血・津液(しんえき)のほか、五臓六腑の状態をチェックして身体状況を判断します」と話します。
東洋医学的治療をもとに、日々の食事指導や医師との連携による漢方治療も行い、体に負担をかけずに“体質改善”をサポート。館内には心身をリラックスさせる岩盤浴、ゲルマ温浴、高圧酸素カプセルなど最新鋭の温浴機器も充実しています。  
健康管理は自己責任。日ごろから自分の体の状態を把握して、免疫力を高めておくことが 健康への近道といえそうです。

東洋医学とは?
★気・血・津液などから身体状況をチェック
東洋医学では、気(身体を流れる基本的なエネルギー)、血(血流)・津液(しんえき。身体内の正常な水分)のほか、眼診、脈診、舌診、腹診から五臓六腑の状態をチェック。身体に何が不足しているか、何が過分かを判断して状況を判断します。
★気の道=経絡
人体の中を流れる「気」には12本の「経絡(けいらく)」があり、この“気の道”の上にツボがあります。古典では「神氣が体内と対外とを自由に出入りするところ」といわれています。身体状況を判断しながら、このツボを鍼灸で施術します。
★陰陽のバランスが重要
自然界は“陰と陽”に分けられ、相互のバランスが重要とされます。この原理は東洋医学にも応用され、臓と腑、血と気、筋骨と皮毛、裏表など、適度なバランスを図ることが健康の条件となってくるようです。

プロフィル
◆路 蘭静(ろ・らんせい)鍼灸師・中
医師・中医学
講師 専門分野は婦人科全般、内科、皮膚科、整形外科の疾患中国遼寧中医大学医学部卒業。遼寧中医大学第二付属病院婦人科勤務、同院主治医師・副主任医師を経て、遼寧中医薬学会婦人科学術委員に就任。1999年中医学講師として来日後、現在に至る。
◆吉野和宏
呉竹鍼灸柔整専門学校教員、呉竹学園附属施術所所長
全日本鍼灸学会静岡地方会相談役、未中堂 吉野鍼灸接骨院院長



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